刺激ジャンキー

May 19, 2025

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最近ずっとぽんぽこチャンネルを見てる。ゆるい感じの動画はラジオみたいに流しながら作業もできるので、気分転換にすごくいい。

なんなら最近彼女らが始めたPodCastまで聴いている。 その第一回で「刺激ジャンキー」という話が出てきた。

気分の浮き沈みというのは人によってトリガーが大きく異なると思う。僕の場合、やっていることが自分にとって新しいかどうかによってテンションが大きく変わる。「刺激ジャンキー」はこの特性にぴったりな名前だと思った。

ただ、この特性は仕事生活においてはかなり厄介である。

新卒の頃、僕は技術的な面白さの面を中心に会社を選んでいた。新しい技術に触れ続けることに面白さを感じ、そのような技術に囲まれて仕事をしたいと考えていた。別に間違いだとは思わない。ただ、僕にとってはそのモチベの置き方だと長く続かないということに気がつく。同じ会社の中で経験できることというのはどうしても限られている。たとえ、転職しても同じような役割のエンジニアをしている限り、新しく経験することは減っていくだろう。むしろ、そのようにやれることが増え、経験を元に開発を引っ張ったりすることがエンジニアにとってのステップアップな気がするし、会社にとってもプラスであると思う。

そう、会社のためにやった方が良いことが常に自分にとっての新しい経験であるわけではない。理解している。理解しているが、そこに僕はどうしても飽きを感じてしまう側面があった。もちろん会社やチームの成功に対して大きな喜びを感じることはできる。しかし、どうしても新しいことをやっている時のワクワク感、その時に生まれる自分の集中力とエネルギー量には勝てなかった。

この状態を脱却するには、“会社のビジネスに対するワクワク感”が、“新しいことをやることに対するワクワク感”を超えなければいけないと感じていた。

僕は昨年に転職をした。この転職はどちらかというと、自分の全く関わってこなかった領域に関わることができる、つまり新しい”刺激”になりそうだから、というモチベーションだった。ここでは僕の役割も会社のビジネスも全て技術が中心で、新しい環境で新しい技術に囲まれて刺激ジャンキー欲を満たしながら楽しんでいた。ただ一方で、同様に自分がいつか興味をなくしてしまうことが怖かった。

そして、今月末僕はもう一度転職をする。

転職の誘いを受けることは(有難いことに)度々あるが、このまま新たな刺激だけを求め続けて、転々と転職を続けることはあまり望んでいなかった。

次の会社は初期フェーズのAI系の🇺🇸スタートアップで、世界を変え得るような技術革新をゴールに掲げている。そこならビジネス自体に大きなモチベーションを感じられる、その成功の一端を担いたいという希望を持つことができた。ということで超楽しみである。🇺🇸の会社だけど、日本からのフルリモートを許してもらえたのはかなりありがたい。数ヶ月に一度だけ西海岸を訪問する人になりそう。

…ということで、転職をしますというだけの話でした。(ふんわりとしか表現してないのは所属は非公開にする予定だからです) 数ヶ月後にはクビになってるかもしれないけどまた心機一転頑張りたいです。

“刺激ジャンキー”が故に世界一周旅行なんて始めてしまっているので、当分日本にいませんが、帰ったら色々な人と🍻行きたいと思っているので、誘ってください。

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