あけましておめでとうございます、さんぽしです。
「あけましておめでとう」を言うにも遅いくらいの時期なのですが、この記事は 2022 年の振り返りポエムです。技術的な記事じゃないけどたまにはということでお許しください。
社会人
3月に晴れて京都大学総合人間学部を卒業し、晴れて総合人間学という激レア学位を手に入れました。噂によると、世界で二つの大学でしかこの学位は取れないらしいです。
国立大学の学位(総合人間学)に認められし総合的な人間になった🎓 pic.twitter.com/wxvRw32PIx
— さんぽし/sanposhiho (@sanpo_shiho) March 24, 2022
ずっと内定者インターンをしていたのですが、正式に4月にメルカリのfull-timeの正社員になりました。
元々、内定者インターン時代から、 Mercari内の検索に携わるチームに在籍しており、6月まで引き続きそのチームに在籍していました。 とある関連システムの完全なリプレイスを行ったり、色々経験を積むことができました。今振り返ってみると、かなりの実装筋力がついたような感じがしています。
7月からはMercariのプラットフォームのチームに異動しました。これまでは前述の検索のチームや、Mercariのホーム画面のバックエンドを担当していたり、Mercari以外の会社でもバックエンドの開発をすることが多かったのですが、これを機にプラットフォームという少しインフラ寄りの仕事をすることになりました。 異動は僕が希望したもので、現在のOSSでの経験や知識を使って最大限貢献できるのがプラットフォームチームだと考えたためです。実際、かなり楽しんでいます。プラットフォームチームに関しては以下のブログに記載があります。
- Blog Series of Introduction of Developer Productivity Engineering at Mercari
- どのようにPlatformチームの組織変更をしたか
We are hiringなので、興味がある人はご飯でも行きましょう。
また、PFNのクラスター運用チームで副業をしています。 PFNはKubernetes Schedulerを拡張している数少ない企業のうちの一つで、非常に楽しんでやらせてもらっています。
OSS (Kubernetes, Kube Scheduler Simulator)
昨年Google Summer of Code 2021(以降GSoC)に参加してからというもの、以降も継続的にKubernetes (Scheduler)やGSoCで作成したKube Scheduler Simulatorのメンテに参加していました。
Google Summer of Code 2021 で Kubernetes に出していたProposalが採択された
Kubernetes には213contribution, Kubernetes SIGsには199contributionしていたようです。
インパクトが一番大きかったものはMinDomainという機能のKEPの執筆&実装だったと思います。
Kubernetes へ MinDomains という機能の KEP を出して、alpha機能としてリリースされた話
中々携われるものではないので、良い経験になりました。
その他関連して大きかったイベントはKubernetes Contributor Awards 2022を受賞したとKubernetes SIG-Scheduling の Reviewer になっただと思います。
Kubeconに現地参加&登壇が出来たのも、かなり大きな刺激になりました。普段GitHubの上でしか絡まないような人と直接お話し/議論できたりと、とても楽しかったです。 2023年もまた機会があれば参加したいですね。(チラッ(マネージャーへの目線))
また、2022年はコロナということもあり、オフラインのイベント等が少なかったと思うのですが、執筆現在ちょこちょこオフラインイベントが復活しているような兆しを感じています。社外の人と絡むということが少ないので、2023年はそういった機会があれば積極的に参加したいです。
2023年目標雑記
あまりかっこよく様々なものを羅列しても結局達成出来ないのが通例なので、数個だけあげておきます。
まずは英語です。Mercariでは英語しか使用せず、僕の出席するミーティングは9割が英語で行われ、読み書きも全てが英語です。 これを望んでMercariに入ったので、「英語めんどくせえなあ」ということが言いたいのではないです。 就業中は日本語を使用して、終業後に毎日1時間英語をするのと、就業中に英語を使用して、終業後に毎日1時間英語をするのだとどちらが英語力伸びますかということです。むしろ英語を使える環境が非常に近いところに存在することは大きなモチベーションになっています。
英語は三日に一度のペースで英会話をするようにしているのと、絶望的な英単語の語彙なので、大学受験の時に使用していた英単語帳を引っ張り出してきて勉強しています。英会話は教材を色々試してみたのですが、カランメソッドが今の所自分にあっているという結論に落ち着いています。
また、自分は漠然と将来的に仕事としてOSSに携わるであったり、もっと大きなプラットフォームの開発に携わってみたいという野望を隠し持っています。となると英語が必須になってくるわけです。
まあ、これが叶うかどうかはわかりませんし、そもそも僕の興味もまた月日を経て移り変わるとは思いますが、今後どうろうが英語を勉強しておいて損になることは絶対にないので、どちらでもヨシです。英語力がないと選択肢になり得るものも、選択肢にすることができません。こういった経験にこの一年だけで何度も出会ってきました。英語は学びたいと思って数ヶ月でなんとかなるものではないというのが苦しいですね。
次はOSS活動です。2023年もせっかくここまできたのでKubernetes関連の活動は継続していきたいと考えています。もしかするとApprover権限もどこかのタイミングで狙いたいかもしれないです。(実は条件はすでに満たしているけど、勇気と時間がないので申請していない。)
嬉しいことに貢献できる範囲はどんどんと増えてきている一方で、時間の問題がかなり大きくなってきており、「社会人やべぇ〜」となっています。やりたいIssueなどがあるのに、予定のない土日にしか大きな進捗を埋めないというような状況で、そこにreviewのリクエストが飛んできているので、かなり厳しいです。
一方で、飲み会、旅行等のプライベートな時間を殺してOSSをやるべきではないというポリシー(?)を自分の中に持っているので、2023年もタスクを持ちすぎることなく、細々続けていければ良いと考えています。応援してくれる人は是非GitHub Sponsorしてください。
ということで、皆様2023年もよろしくお願いします!